広島市が行う「あんしん電話設置」サービス!携帯電話業務委託のメリットとは?

広島市は、中国地方で最も多い約110万人の人口を誇る地方都市です。そのなかで高齢化率は26%を超え、一人暮らしの高齢者も増えている現状から、高齢者福祉の充実や施策に力を入れています。
今回は、広島市が行っている「あんしん電話設置」のサービスに注目してみました。

広島市の高齢者事業のひとつである「あんしん電話設置」とは?

「あんしん電話設置」とは、日常生活で注意が必要な高齢者向けに通信機器や発信機を渡し、緊急時に専用ボタンを押すことで関係機関に通報できるサービスです。24時間365日、電話相談センターを通して消防局や家族などにつながるので、速やかな対応が可能になります。
特に一人暮らしの高齢者だと、心身に不調がある場合には万が一のときの備えが必要です。簡単に助けを求められるシステムがあれば、安心して生活できますね。

広島市では「あんしん電話設置」の携帯電話業務委託を行っている

「あんしん電話設置」は市の事業ですが、通報機器は携帯電話業務委託を行っています。そのため、専用の携帯電話からの利用となる点に注意してください。固定電話の場合はペンダント型の発信機を利用できます。
広島市が委託しているのは、中国・九州地方を中心にIT開発や通信技術を担いながら、緊急通報などの福祉サービスを提供している会社です。携帯電話業務委託だけではなく、関係機関と連絡がつながらなかったり夜間対応の場合に警備会社を派遣する支援も行っています。専門のシステムが確立されているからこそ民間ならではの幅広い対応ができますし、市や利用者も安心してお任せできるのがメリットですね。

「あんしん電話」は全国の自治体にも広がっている

「あんしん電話」のサービスは、ほかの自治体でも取り組みが進んでいます。緊急時を想定していることから、広島市の携帯電話業務委託のように民間と協力しているところも多い印象です。携帯電話であれば持ち歩く機会も多いので、見守り機能として大きな役割を果たしてくれそうですね。
ちなみに広島市では、障害者向けにも同様のサービスを行っています。必要に応じてぜひ利用してみてくださいね。”