介護老人保健施設とはどのようなサービス?北九州市で入所する方法も解説

北九州市は、福岡県北部にある政令指定都市。当初は九州で最も多い人口を誇っていましたが、近年は緩やかに減少しています。さらに高齢化率が30%を超え、要介護(要支援)認定者数も年々増加傾向にあります。
今回は、介護施設サービスの中で利用者が多い北九州市の介護老人保健施設について解説します。

介護老人保健施設とは?

介護老人保健施設とは、要介護(1〜5)状態にある高齢者が、在宅復帰に必要な機能維持やリハビリテーションを行う施設です。そのため、3〜6ヶ月を目安に自宅に戻れるかどうかアセスメントを行い、入所継続の有無を判断します。施設に入所しながら、介護職員やリハビリ職員とともに専門的な支援を受けることができるのです。
北九州市では、およそ月2,500人が介護老人保健施設を利用しています。

北九州市で介護老人保健施設の入所手続きをするには?

要介護1〜5のいずれかの認定を持っていれば、担当ケアマネジャーに相談したり希望の施設に直接入所申し込みができます。認定を持っていない人は、まずお住まいの区役所(介護保険担当)に申請をしましょう。
申請書を提出したら、まず自宅で認定調査が行われます。その調査書類と主治医意見書が審査され、介護度が決定・通知されます。結果が出るまでに1ヶ月ほどかかるため、入所を検討している場合は早めに手続きしておくと安心です。

在宅生活への支援を行うのが介護老人保健施設の大きな特徴

在宅復帰を目指すための環境が整っているところが、介護老人保健施設の大きな特徴です。一人ひとりに合ったケアを提供してくれるので、心身機能を維持・回復したい人にとって需要の高いサービスなのですね。
北九州市には、30件以上の介護老人保健施設があります。事前の相談や見学も可能なので、気になった施設があれば問い合わせても良いでしょう。また、市のホームページでは介護老人保健施設の空床・空室状況を公開しているので、あわせて参考にしてくださいね。