介護度を変更するには?熊本市の手続き方法を解説

熊本市は高齢化率が25%を超えており、特に75歳以上の後期高齢者の割合が増加傾向にあります。介護保険申請や介護サービス利用者の数が増えていることからも、介護保険の需要はさらに高まっていくと考えられます。
今回は、熊本市で介護認定を受けるのに知っておきたい介護度の変更手続きについて解説します。

高齢者が介護度を変更するケースは珍しくない

介護度には「要支援1・2」「要介護1〜5」の計7段階があり、認定を受けるごとに有効期間が決められます。申請区分や心身の状態に応じて、最短で6ヶ月、最長で48ヶ月の範囲で設定します。定期的に介護度の見直しを行うことで、サービスの適正化を図っているんですね。
しかし高齢者は老化や病気の進行などから状態が変わりやすく、有効期間内に介護度を変更することも珍しくありません。そういったときは、期限を待たずに変更申請をすることをおすすめします。

熊本市で介護度を変更するための手続き方法は?

介護度の変更は区分変更申請となります。熊本市の場合、手続きは新規・更新申請とほとんど変わりません。現在の介護保険被保険者証と合わせて、区分変更申請書や連絡表を提出しましょう。また、認定調査や主治医意見書の作成も再度行う必要があります。
区分変更申請の場合は、有効期間の開始日が申請日にさかのぼって適用されます。急な体調の変化だと、新しい認定が決まる前に前倒しでサービスを利用をしていることが多いからです。サービスの調整や申請の時期に関しては、担当のケアマネジャーともよく相談して決めてくださいね。

利用者の状態に合わせた介護サービスを利用しよう

介護保険は、それぞれの介護度によって利用できる介護サービス(費用)が決まっています。そのため、利用者の状態に応じて認定を受けることが大切なのです。状態が悪化したときはもちろんですが、心身機能が改善したことで区分変更申請をするケースもありますよ。
介護保険は全国共通の制度ですが、申請方法などは各自治体で異なる場合があります。手続きの際は、お住まいの自治体で確認しておいてくださいね。