広島県で鳶職として独立するには?

広島県は、瀬戸内工業地域の中心として職人など技術者の仕事が大切に受け継がれてきました。県内に拠点を置く建材メーカーのウッドワンやゼネコンの五洋建設などをはじめ、建設業界でも目覚ましい発展を遂げています。
この記事では、そんな広島県で鳶職として独立する方法を解説します。

建設業における鳶職の役割や仕事内容

鳶職は、あらゆる建造物やインフラ整備において、主に高所の足場や骨組みなどの作業を行っています。工事の基盤となる部分なので、建設業では欠かせない重要な役割を担っています。大規模で複雑化していたり危険な現場も多いため、まさに命がけの業務といえます。
鳶職の仕事をするには、建設会社に就職し経験を積むのが一般的で、特に学歴や資格は必要ありません。知識や経験を深めていき、いずれは一人親方として独立するケースもあります。

広島県で鳶職として独立したいと思ったら?

鳶職として独立を考えているなら、まず初期費用を準備しておきましょう。最初の収入までの予備費や、機材や運搬車などの必要経費を考えると、最低でも100〜300万ほどあれば安心です。
また、会社員でなくなることで労災の対象からも外れてしまうため、万が一に備えて保険に入ることをおすすめします。代表的なものに、労働局が承認する「一人親方労災保険」があります。広島県には建設労働組合をはじめ、民間組合を含めればさまざまな会社があるようなので、組合費や補償内容などを比較検討しておきましょう。

鳶職として独立するには横のつながりも大切

鳶職として会社に属していれば、上下関係を重視する現場も多いのではないかと思います。しかし、独立後は自分の会社を運営していく立場になり、特に最初のうちは同業者や顧客間の横のつながりが大切になります。日頃から、広島県ならではの職人同士の信頼関係を築いておきたいですね。大変なこともありますが、運営が軌道に乗ればある程度仕事をコントロールできますし、身体が許す限り制限なく働けるメリットもあります。
広島県で、鳶職として独立を考えている方の参考になれば幸いです。