岡山県は中国地方の中でも、瀬戸内海に面した香川寄りに位置しています。備前市は備前焼の産地としても知られていますね。また、機械や器具の製造業や化学工業に係る出荷額は増加傾向にあります。岡山県で制御盤を製造している会社は、主に県南に集中している印象です。
制御盤とはなにか？どのような役割があるのか？
制御盤とは、工場の機械や建物の設備などを自動で動かすために必要な電気部品や電気機器（ブレーカーや変圧器、コンセントなど）をボックスの中に収納した装置のことを言います。
私たちの身近なもので言うと、冷凍食品のショーケース、エスカレーターやエレベーター、建物内の空調設備などに使われています。その機械によって制御盤の大きさはさまざまですが、どれも電気設備を動かす大切な心臓部分として活躍しているのです。
岡山県で制御盤製造の会社を探すポイント
岡山県で制御盤を製造している会社を見つけるには、まず依頼する範囲を決めることが大切です。会社によって制御盤の製造だけを請け負っていたり、設計から施工・配置までの全ての工程が可能であるなど、できる範囲が異なるからです。
ちなみに、制御盤の社内に板金工場を持っていると作業の効率化や一貫した品質管理が図れるといったメリットがありますが、岡山県内ではそのような設備のある会社は少ないようです。
また、制御盤は設置したら終わりではありません。長く安全に機能するための定期的な点検やメンテナンス、アフターフォローを行っている会社が安心です。迷ったときは、製品メーカーに特化した比較サイトなどもあるので活用してみましょう。
制御盤の製造をはじめ、製造業の会社や人材は貴重になっている
制御盤をはじめとした製造業において、必要な専門家や技術者の育成や人材確保が全国的に課題となっています。岡山県でも第二次産業の就業者数が減少傾向にあり、高齢化率が全国を上回る31.1%（令和4年）となるなど少子高齢化が進んでいることから、制御盤製造はこれからより貴重な産業となるかもしれません。製造盤はオーダーメイドのものがほとんどであるからこそ、信頼できる会社を見つけられると良いですね。