意外にお世話になっている?三鷹で作られる体幹装具とは?

三鷹では一通りの装具を製作しています。
装具とは体の機能を補う器具のことで、サポーターなどをイメージすると分かりやすいでしょう。
今回は、胴体を支える体幹装具に注目して、どのようなものが作られているのか紹介します。

三鷹で作られている体幹装具とは?

三鷹で作られている体幹装具とは、体重の指示や背骨の動きの制限、脊柱(背骨のこと)の良いポジションを支持したり、矯正したりすることを目的に製作されている器具です。
主なものとして次のような種類があります。
1・頸椎装具(けいついそうぐ)
2・胸腰椎装具
3・側弯矯正装具(そくわんきょうせいそうぐ)
これら3種類について、次の項目で解説していきましょう。

三鷹で制作されている3種類の体幹装具

まず、頸椎装具は首の部分のコルセットです。
交通事故の方でむち打ちになった方が装着しているものをイメージすると分かりやすいかもしれません。
この他、頚椎症やリウマチによる頸椎の損傷に用いられる装具で、頸椎の動きを制限して、頸椎にかかる頭の重さの負担を和らげることが期待できます。

次に胸腰椎装具は、腰や背中のコルセットです。
硬性と軟性に分類されています。
まず硬性の胸腰椎装具は、硬い樹脂で作られているコルセットで、脊椎圧迫骨折や各種の脊椎疾患に使用されます。
軟性は、メッシュの生地を使った柔らかいもので、市販のコルセットに近い形の体幹装具です。
ただし、市販のものよりも広い範囲をカバーし、利用する方の体を採型しているので、よりフィットして固定力のあるものに仕上がっています。

最後の側弯矯正装具とは、側弯と呼ばれる背骨が横に曲がってしまう状態に対して、まっすぐな位置に矯正することや理想的な位置に体幹をキープする目的で使用されています。
小児が使うことも多いので、子どもが好む青やピンクの色を差し色にしているタイプも用意されています。

以上のような体幹装具の他、三鷹の義肢装具の作業所では個々の状況に合わせて製作が行われているのが特徴です。