東京都で鉄筋工業会社を起業するには?必要な届け出や注意点を紹介

東京都ではオフィスビルや商業施設の開発などが盛んに行われており、その規模も他県に比べると大規模となります。
鉄筋工のスキルを持つ人にとっては自身のステップアップとして起業することを目標としている人もいることでしょう。
今回は、東京都で鉄筋工業会社を起業する人向けに、必要な届け出や注意点をご紹介します。

東京都における鉄筋工業界の需要

はじめに、東京都における鉄筋工業界の需要を見ていきましょう。
鉄筋工の仕事は戸建ての新築やビル建設の需要によって決まります。
特に東京都の場合は、戸建て棟数が少ないため大型のオフィスビルや商業施設がメインの仕事となるでしょう。

そこで、オフィスビルの供給数を見てみると、2002年からは徐々に減少の傾向がみられています。
これはコロナ禍によるテレワーク推進や東京オリンピックによる建築需要から来ていると推測されています。
コロナ禍が終わり徐々にテレワークからオフィス勤務に戻す会社も増えているため、徐々に需要も回復していくと予想されています。

鉄筋工業会社を起業するためには

鉄筋工業会社の設立に必要な手続きについてご紹介します。
まず、建設業許可が必要となります。
建設業許可には、法人設立・登記簿謄本・社会保険手続きが必要です。
自身で難しい場合は行政書士や行政へ相談しましょう。

一般的に届け出まで数週間から数か月かかるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。

鉄筋工業会社を起業する際の注意点

最後に起業する際の注意点をご紹介します。
東京都は同業者の競合が多いため、独自性を持ったサービスや価格競争力を確保することが求められます。

それと同時に安全対策も欠かせません。
価格競争だけに注目してしまうと、労働環境整備が疎かになり、従業員の事故や精神面の負担も大きくなってしまいます。
鉄筋工の仕事は命に関わる仕事であるため、労働安全衛生法を厳守し、従業員の安全を確保しましょう。