茨城の梨ってどんな特徴があるの?その魅力を紹介!

梨といえば、有名な梨のキャラクターが一世を風靡したことから千葉県のイメージがあります。
しかし、茨城は千葉県、長野県に次ぐ規模ではあるものの全国第3位の梨の産地です。
今回は、茨城の梨の魅力について解説していきましょう。

茨城の梨とは?

茨城の梨は、江戸時代から栽培が開始され、全国的に見ても長い歴史を持つ名産地です。
茨城は、昼夜の寒暖差が大きく、豊富な水資源と梨に適した土の質によって、早くから一大産地として発展してきました。

県内では特に、筑西市(ちくせいし)をはじめ、下妻市(しもつまし)、かすみがうら市、石岡市、土浦市、八千代町、小美玉市(おみたまし)といった地域で生産されており、ほかにも県内各地で栽培が見られます。

生産する品種は幸水、豊水、あきづきと言った全国的に生産量が多い品種の他、茨城の独自品種として、にっこり、にいたか、恵水(けいすい)が挙げられます。
これらの品種を7月上旬のハウス梨からスタートし、品種を変えながら10月末まで出荷しているので、夏から晩秋にかけて茨城の梨が楽しめるのも魅力といえるでしょう。

茨城のオリジナル梨「恵水」の紹介

茨城の梨でも、特に独自銘柄として人気があるのが先ほども紹介した恵水です。
出荷時期が9月のこの梨は、糖度が高く、酸味が少ないのが特徴です。
食べやすいこの梨は、サイズも大玉になりやすく、食べ応えも抜群の銘柄で、贈り物にしても見栄えがします。
そして、貯蔵性にも優れているので、多少時間をおいても味が落ちにくいのも魅力といえるでしょう。

この品種を特に生産しているのは、下妻市、筑西市、石岡市で、これらの地域から毎年多くの恵水が出荷されています。
品質の管理をしっかり行っているのも特徴で、光センサーによる糖度選別も実施されており、特選クラスになると糖度が13度以上と、一般的な梨が11度程度なのを考えると高めになっているのが特徴です。

このように魅力的なオリジナル品種で全国トップクラスの梨を生産し続けています。