土木はきつい?キャリア形成と働き方の工夫を紹介

香川県には滝宮橋や多度津港旧外港東防波堤、詫間海軍航空隊滑走台など、土木遺産が複数存在します。
また、土木を含む建設業の有効求人倍率が全国に比べて高いことも特徴です。
令和2年の調査では、全国が4.7倍だったのに対して、香川県では7.51倍の求人が確認されています。
豊富な求人からより良い条件の会社を選べるので、土木職につきたい方に適した県といえます。
ここでは、香川県で土木技術職として働く方法や、ワークライフバランスをかなえる仕事について紹介していきます。

香川で土木工学を学べる大学はどこ?

香川大学の創造工学部では、土木について学ぶことが出来ます。
建築・都市環境コース卒業者の進路は主に設計技術者やインフラ施行技術者。
土木事務所に勤務する公務員になる方もいます。
入学偏差値は48から53と、平均的難易度と言えるでしょう。
学費も年間50万円程度で、香川は家賃も安いので、未来の投資としてはかなりお得です。
夜間コースは年額26万ほどなので働きながらの通学も可能です。

若者のキャリアを応援!香川県建設技術資格取得支援事業

香川では県をあげて土木業界人材のスキルアップに力を入れています。
県内で働く若年の建設労働者を対象として、施工管理技術検定の講習代と受験を負担する制度も。
申し込み期間は令和3年に終了していますが、今後の動向を見て再開する可能性があるとのことなので情報をチェックしましょう。

土木施工管理技士には、ワークライフバランスを叶える職種もある

年間休日や待遇を重視する方には、発注者支援業務がおすすめです。
土木技術職の多くは受注側の立場で行うため、多忙になりがち。
しかし発注側である官公庁と関わる仕事を選べば、良好なワークライフバランスが望めます。
発注者支援業務とはいわば、公共事業発注者のパートナーです。
行政に代わって業務を代行、補佐するコンサルタントなので、「みなし公務員」とも言われています。